こんにちは、ゆるミニマリスト主婦のくうかです。
ある日、久しぶりに幼稚園時代のママ友から連絡が来て、「家の片付けを手伝ってほしい」とお願いされました。
ふと私が整理収納アドバイザーの資格(2級だけど)を取った話をしたことがあって、それを思い出してくれたようです。
”プロに頼むのはためらうけど、くうかちゃんにならお願いしたい”と言ってくれました。

私、相変わらず2級なので仕事としてできるわけじゃないけど、アドバイス程度で良いなら…
と言うと、「それでOK」とのことでした。
片付け方面で声を掛けてもらったのは初めてなので、嬉しい反面、本当に私にできるのだろうか?と不安もありましたが、仕事じゃないんだし!と、ポジティブに友人宅へ行ってきました!
友人宅は遠方の団地
友人は卒園とともに引っ越してしまったため、新居は少し遠方になってしまい訪問は初めて。

子供達が6時間授業の日で、制限時間は約3時間!
団地住まいです。
自分で片付けてもすぐ元に戻ってしまう。
とにかくキッチンを助けてほしい!
見てほしいところはいくつかあるようですが、優先すべきはキッチンとのこと。
昭和風キッチンの片付け

ぱっと見。
それほど荒れている印象はありませんが、物は多そう。
収納にしまいきれず、ダイニングテーブルの上にも便利家電などが置かれている状態。
キッチンの収納箇所は、
- 備え付けのシンク下・コンロ下
- 高い位置にある戸棚が2か所
- 食器棚
- 小さなラック
収納量としては十分だと感じました。

でも、これ時間内に全部終わるかな…!?
制限時間があるので、本人に聞いて1番困っている場所から取り掛かることにしました。
キッチンの片付けスタート
コンロ下にはフライパン・鍋類、調味料、ストック調味料が入っていました。
とりあえず、全部出して掃除!
- 似たような調理器具が多いので、使うもの・使わないもので仕分け
- 期限切れの調味料は捨てる
わりとスパッと”いる・いらない”を決められる友人なので、進みます進みます。
時々私をじっと見つめてくるので(助けを求めている?)、「それ本当にいる?」がトドメ。笑
コンロ下は板で上下に分かれているので、
上段に、フライパン・鍋類を詰め過ぎず配置。
下段に、手前に調味料を。奥にストック。
フライパン・鍋は適正量にし、取り出しやすさを重視すること。
取り出しにくいとまたリバウンドしそうなので。
立派な食器棚がありました。

上に食器を入れるガラス戸棚、下に家電が置けるような食器棚。
食器は元々それほど多い印象はないけど、全く使わないコップや瓶がある。
それを仕分けて、使うものは取り出しやすい”ゴールデンゾーン”へ収納。
使わないものは処分。
タッパーがとっても多かったので、これも仕分けてもらう。
たくさんあると、その中でも使い勝手が良い・悪いで分かれてきます。
結局は使い勝手の良いものばかりを使うんですよね。
ということで、使い勝手が良いものを優先して残しました。
すると…
高い位置の戸棚…はっきりいって届かないんですよ。笑
二段になっていて、かろうじて下段は届くかなという状況。
ストック食材とか出てきました。
彼女はコストコユーザーで、同じものがたくさん出てきます。
高いところにあると、見えなくてあること自体忘れちゃうよね…と。
ホームベーカリーの粉が大量に出てきたので、ホームベーカリーと一緒の食器棚へ移動。
使うものと一緒に置いておくことで忘れないようにする。
お子さんが遠足の時しか使わない、お弁当セットなどを置くことにしました。
このラックはキッチンのすぐ横、コンロに近いのでゴールデンゾーン。
上段には調理時に使う乾物。下段にはごみ箱。
元々その配置だったので、いじらず、色んな場所にあった乾物を集めて「ここが乾物の住所だよ」と決めました。
観音扉には掃除道具が入っていて、ここは乱れていなかったのでそのままに。
引き出しの方には、
- 上段:【キッチンツール】→いらないものを処分するだけ。
- 中段:【袋類】→フリーザーバッグやビニール袋等、色んな場所に散らばっていたのでここに集結させた。
- 下段:【取説や何でも入っている】→もう、ごみやら何でも入っていたので全部出し、取説は本棚へ。入れる場所がなかったボウルやレンジ調理器を収納することに。
片付け終了
終わるか心配だったけど、何とか時間内に終了~。
処分するものが大量。笑
これらを放置せずに処分できれば、きっと快適なキッチンになるはず♪

本人と相談しながら、「ここにこれがあれば使いやすい」という意向を優先して収納していきました!
キッチン片付けのコツ

実際に手伝ってみて、見えてきたことをまとめます。
プロから見たら当たり前の内容かもですが、片付けが苦手な方の参考になれば…。
- 使っていないもの・期限切れのものを処分する
- 家事の動線に合った場所に収納する
- 用途が同じものは同じ場所に収納する
- よく使うものは取り出しやすい位置(高さや・手前に置くなど)に収納する
説明していきます!
1.使っていないもの・期限切れのものを処分する
まずはこれをやらないと始まらない。
片付けられないのは、自分で管理できるキャパを超えているから。
これ、ごみだよね…?というものまで引き出しに入っていませんか?
余計なものがなくなれば、それだけでもだいぶスッキリします…!
2.家事の動線に合った場所に収納する
例えば鍋なら、コンロの近くに収納する。
調味料もコンロの近くだとパッと出して料理ができる。
3.用途が同じものは同じ場所に収納する
今回でいうと、ホームベーカリーと粉を同じ場所に収納しました。
「絶対一緒に使うから、この方がいい!」と本人も納得。
あとはホットサンドメーカーと、プレートなどの部品。
バラバラに収納されていたので、こちらも同じ場所にしました。
4.よく使うものは取り出しやすい位置(高さや・手前に置くなど)に収納する
物が溢れていると、入るところに入れちゃえ的な状況になってしまうんですよね…。
「なぜこれがここに!?」という発見がよく見られました。笑
なので物を減らせば、快適な位置に収納することができるようになります。
食器類は特に、よく使うものは「取り出しやすい高さ・手前」に置いてあげると使い勝手がグンと上がります。
最後に
実際に片付けをしてみて、自分が今まで家でやってきたことが、誰かの役に立つんだなということがわかって嬉しいです。
友人も決して片付けられないわけではなく、「片付けスイッチ」が必要だったみたい。
私がそのスイッチになり、友人の背中を押す。
すっきりしたキッチンで清々しい彼女を見たら、私も本当に心が洗われた気がしました…!

料理は苦手だけど片付けは好き。
人よりちょっとだけ得意なことはこれからも頑張ろう、うん。(by エール)
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